畜産業の裏側

畜産業の裏側

前回の記事で畜産によって排出される温室効果ガスの問題についてご紹介しました。
 
実は、温室効果ガスの他にも世界の水資源の約3分の1もが畜産業のために消費されており、アマゾン森林破壊の約9割が畜産業によるものだとも言われています。

 

今回の記事では畜産業に関する問題、そして畜産業が引き起こす問題についても見ていきます。
 
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まず、畜産には予想以上に多くの資源が消費されています。
 
一説には、家畜にわたっている食料や資源を貧困などに苦しむ人間に供給すると、およそ35億人もの人々に栄養を行き渡らせることが可能であるという研究結果があるほどです。
 
では畜産ではどのような形の消費がなされているのでしょうか。
主に大量消費される資源は、以下の3つです。

  • 穀物
  • 土地

 

畜産が関わる資源の消費を順に見ていきましょう。

 

まず、えさになる穀物を育てたり、家畜に飲ませたりするために消費される水について見てみましょう。畜産に必要とされる様々な用途の水を合計すると全世界の淡水量の約1/4が畜産に消費されています。
 
干ばつや水不足に苦しむ人々がいる一方で、食肉のためにこれだけの水が使われています。
 

また、世界中の穀物の50%以上が家畜に供給されているともいいます。
 
その一部を飢餓に苦しむ人に回すことが出来れば一体どれだけの人々を救うことができることでしょう。
 
また、家畜を飼育するための放牧地や飼料用作物の栽培に使われている農地は、地球上に存在する土地の80%以上とも言われます

一部の層の、「肉を食べたい」という欲のために飢餓に苦しむ人々が生じてしまっていると言っても過言ではないような状況が存在しているんです。

 

次に畜産業が引き起こす問題を見てみましょう。


その最たる例として森林破壊が挙げられます。

実は、アマゾンの森林破壊のおよそ90%以上の原因が畜産だともいわれています。また、毎秒サッカーグラウンド1つ分の熱帯雨林が、畜産のために伐採されているとも...
 
そして森林破壊が進むことで野生動物たちの生息地が制限され、種の絶滅という課題も深刻化をたどります。
 

 植物や動物が絶滅してしまうことは、自分とは関係ないことのように感じますか?生き物が絶滅してしまうことは生態系をも壊してしまうリスクを含んでおり、人類にとっても深刻な問題なのです。
 

 

日々の肉の消費を控えることで環境保護に繋がります。

今回の記事では畜産に必要とされる資源や、畜産が与える環境への負荷などをご紹介しました。
 
とは言っても、明日から急に食生活を変えるということは難しいと思います。
 
ただ、この記事を通して肉の消費量を少しだけ減らすことも環境保護につながるということに気づいていただけたら嬉しいです。
 
個人が少しだけお肉の消費量を抑えることで、畜産業がもたらす環境への負担を減らすことができます。
 
みなさんも、ご自身の食生活を振り返ってみてはいかがでしょうか?
 

それでは本日はこのへんで...お元気で!

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